2008年06月10日

水谷豊

水谷 豊(みずたに ゆたか、1952年7月14日-)は、北海道芦別市出身の日本の俳優・歌手。身長168cm、体重60kg、血液型はA型。トライサム所属。

三人兄弟の三男坊。芦別市野花南、小平町達布など炭鉱街を炭鉱技師(出典不明)の父親の転勤に伴い転々とし、東京で育つ。東京都 立川第一中学校(立川市)卒業(子供の頃によく諏訪神社で遊んでいたという)。大成高等学校(三鷹市)卒業。その後、大学受験に失敗して働きながら浪人生活をおくる。

少年時代に白黒テレビを見て「この小さな箱がどうやって映るんだろう。いつかこの小さな箱に入ってみせるぞ」と考え、これが演劇の世界に入る遠因となったとのこと[1]。

1965年、13歳のとき演劇に興味を持ち児童劇団に入団する。1968年、フジテレビの『バンパイヤ』のオーディションを受けデビューしたと同時に見事主役に抜擢される。第一話では手塚治虫と共演を果たしている。

高校入学後に自分にはもっと合った世界があると思っていた事と、大学受験も考えていたため一度芝居を辞めた。その後、東京商船大学(現東京海洋大学海洋工学部)受験に失敗し、働きながら浪人生活を始めるが、あるときに「こんな事やっていてもいのか?」という気持ちに強烈に襲われ、「来年もう一度受けるといってもそれまで自分のこの状態じゃ持たない」と思い発作的に2ヶ月ほど家出をした。その家出のときにはじめは行くあてもなかったため、家の近所の公園の滑り台の上で野宿をしたという。その後、もう一度役者をやらないかと誘われ、アルバイト感覚で役者の世界に戻った。

1970年には『その人は女教師』(共演岩下志麻)で映画デビューを果たす。

1974年10月、日本テレビのドラマ『傷だらけの天使』に出演。深作欣二ら名だたる映画監督が演出したものの、当時は視聴率が伸び悩んだ。しかし、主演の萩原健一に対しての「兄貴ぃー!」と呼び掛けるセリフを後にとんねるずらがモノマネしたことなどから80年代の若者にも知られる演技となり、後にDVD化もされるほど人気を得た作品となる。当初は水谷演じるイヌイアキラ役は、柴田恭兵に決定していたが、親友の松田優作の強い推薦もあり、水谷が抜擢されたというエピソードがある。この時に出会った萩原健一を永遠の兄貴だと語っている。この作品で共演した岸田森に「豊には見ている人にその役が素だと思わせるような役者になってほしい。豊はそれが出来るやつだと思っている」と助言をされ、その言葉を今も大切に思っている。

1975年の映画『東京湾炎上』では、脚本を読んで予定の役柄とは逆の立場の、テロリスト役に自ら志願。同じ日本人でありながら、大義のために日本人を追いつめる役を熱演した。1976年にはATG映画『青春の殺人者』でキネマ旬報賞主演男優賞を最年少で受賞するなど、早くから演技力の高さが評価されていた。

1977年には、『はーばーらいと』(作詞:松本隆、作曲:井上陽水)で歌手デビュー。『表参道軟派ストリート』(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童)や『カリフォルニア・コネクション』(作詞:阿木燿子、作曲:平尾昌晃)をヒットさせる。『熱中時代』ではギター演奏やダンスを、『赤い激流』『相棒』ではピアノ演奏も披露するなど、多才を発揮している。

1978年10月、最高視聴率46.7%をたたき出したという伝説のドラマ『熱中時代(教師編)』の主演で大ブレイク。視聴率の取れるTV界の大スターとなる。それまで教師が主人公のドラマといえば、高校生と若い教師の青春モノというイメージだったが、現代っ子である小学生を相手に“子供とともに成長する新米教師”北海道出身の「北野広大」役は、『傷天のアキラ』などのそれまでのチンピライメージを払拭し、ファンの幅を広げた。この人気を受けて『熱中時代』のタイトルだけを継承し、設定を一新した『熱中時代・刑事編』もその後放送された。更に、『教師編』は後に続編が1作、単発の2時間スペシャルドラマが3本作られた。後に共演する寺脇康文は『熱中時代』の時の水谷のモノマネが得意なほどの水谷ファン。

1986年の「Unlimited Night Concert」を最後に音楽活動を休止。水谷曰く「芝居の台詞と違って、決められたリズムの中で歌わなければいけない音楽の世界では歌の主人公のイメージが充分表現しきれていない。しかし、コンサート会場はいつもいっぱいでそんな現実と自分の想いのギャップに違和感を覚えていた。」とのこと。

その後、2008年3月に22年ぶりに音楽活動を再開。代表曲『カリフォルニア・コネクション』等を中心にカバーしたアルバム「TIME CAPSULE」を発売した。若い頃の歌なのに、55歳という年齢になってようやく歌の世界がイメージできるようになってきたと自身が語っている。同アルバムはオリコンランキング・初登場2位を記録する大ヒットとなった。2008年5月18日には22年ぶりとなるミニライブとして『TIME CAPSULE』発売記念イベントを開催。映画「相棒-劇場版-」人気も重なり、1万人のファンが集結した。その席で今後のライブ活動にも意欲的な発言をするなど、歌手活動に於いても期待が持たれている。(このイベントの内容については下記の「ディスコグラフィ」のアルバムの項目を参照)

最近は『相棒』などのドラマや2時間ドラマ(『地方記者・立花陽介』、『探偵左文字進』など)もシリーズ化されるなど、今なお、幅広い層から支持を受けている。

2008年5月10日、相棒においての演技が評価され同じく主演を務める寺脇康文と共に第16回橋田賞俳優部門を受賞した。
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posted by ぶんぶん丸 at 00:23 | 日記